フジテレビのサイトでこのニュースの動画を見ましたが何とも言えない気持ちになります。
ジャーナリストとして映像を撮りにミャンマーに乗り込んだのに自分の映像がこれだけ大きく報道されようとは、さぞかし無念でしょう。
恐らく覚悟を持ってミャンマーに行ったのでしょうし、もちろん警戒もしていたのでしょう。
でもこういった悲しい結果を生んでしまったということは、感覚としての警戒が日本人では分からないレベルにまで行ってしまっているのかもしれません。
軍事政権打倒に立ち上がった民衆の力に恐れを抱いているからこその発砲は、既に軍隊にも理性や秩序の崩壊が始まっていることを証明しているような気がします。
こうして犠牲になってしまったのは悲しむことですが、そのジャーナリストの死が何らかの意義をミャンマーにもたらせることになれば少なからず弔いになるのではないかと思います。
<ミャンマー>長井さん、至近距離から兵士に撃たれた可能性
9月28日12時26分配信 毎日新聞
【バンコク井田純】ミャンマーのヤンゴンで日本人の映像ジャーナリスト、長井健司さん(50)=東京都中野区=が死亡した事件で28日、長井さんが軍治安部隊の兵士に至近距離から撃たれ殺害された可能性が強いことがわかった。フジテレビが撃たれた瞬間とみられる映像を放映した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000048-mai-int
日本政府もミャンマーに対し出来る限りの働きかけをしなければなりません。
新しく福田政権になったばかりですがその手腕を見せてもらいたいものです。
まわりの中国なんかに気をつかって当たり障りのないようなことしか出来ないようでは国民はがっかりすることでしょうね。
民衆に銃を向ける軍事政権なんてものはこの世に必要ありません。
例えそれが離れた外国のことでも私達はそういう軍事政権に対して一人の人間として怒りを持つべきでしょう。
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