前にこのことについてブログに書いた時は、まだ状況がはっきりしないうちに過剰に企業を叩くべきではないということを書きましたが、ここまで色々出てくると仕方ありませんね。
ただこの問題。
私の考えすぎかもしれませんが、若干胡散臭さを感じます。
賞味期限1カ月延ばせ 「パートに全責任」念書を 「取締役が指示」証言 船場吉兆 元店員ら4人会見
11月15日10時8分配信 西日本新聞
船場吉兆(大阪市)による食品表示偽装問題で、福岡市の岩田屋売り場の責任者だった40代のパート女性と、元アルバイトの女性販売員3人が14日、福岡市で会見した。元販売員らは「湯木取締役から、賞味期限を延ばすよう指示があった」と証言。また、パート女性は「問題発覚後、船場吉兆の湯木尚治取締役から『すべてパートの責任』とする書類に署名を迫られた」と明らかにした。
船場吉兆は、社内調査で「偽装はすべてパート女性の独断で行い、会社は指示も関与もしていない」と福岡市に報告している。湯木取締役が直接偽装を指示したと複数の元店員が証言したことで会社ぐるみの疑いが強まった。またパート女性に「念書」を書かせ、責任転嫁を図った疑いもある。パート女性は農水省にも同内容を証言しており、同省は調査を進める。
会見には、パート女性が相談している大阪弁護士会の山口健一弁護士も同席。パート女性や元販売員は、売り場で販売していたさざ波煮(ちりめん山椒煮)、空豆、栗(くり)のふくませ煮、黒豆プリンの少なくとも4品で、湯木取締役が期限偽装販売を直接指示するか、暗に指示したと証言した。
続きはコチラ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000005-nnp-l40
この記事を読む限り、船場吉兆の取締役はパート店員に責任擦り付けて酷いなぁ…なんて感じますが、まずパートに責任押し付けるなんて企業として有り得るのでしょうか?
って言うか、パートは責任取るような立場ではないでしょう。
そして違和感を覚えるのはパート店員と元販売員とやら一緒に会見している所。
しかも、
>>会見は、パート女性らの写真撮影や、個人情報に関する質問をしないことを条件に開かれた。
この一連の会見のバックには人権派弁護士が控えていますから、この会見自体頭から信用することなんて出来ません。
私、人権派と冠のつく人が嫌いですから。
この人たちの話を吟味すると、船場吉兆の取締役はパート店員に強引に責任を取るように迫った訳ですが、この時点で取締役とパート店員どちらが弱いかと言えば取締役の方だと私は思うんです。
普通そういう念書を書かせようと迫る場合、相手の弱みに付け込んで迫る訳ですが、もし会社ぐるみの前提で考えた場合、弱みがあるのは企業側でこのパート店員には何もそんな要求に応える立場にはありません。
まだこの企業の中間管理職あたりの人ならこういうシチュエーションはありえるかもしれませんが、何と言ってもパートです。
色々考えてみてもこういう場面があったとはシックリこないんですよ。
もちろん私の考えすぎの線も強いと断っておきます(笑)
人権派の弁護士と言うとどうしても『シナリオ』を書いて……とか私は思ってしまいがちなんですけど(笑)
って言うか何でこの問題に人権派弁護士が登場するの?って感じです。
まぁ、船場吉兆も問題があったのでしょう。
ですが、そこに付け込もうとタカってきた存在がどこかにいるように感じます。
まだ現状では何も分かりませんが、何かウラがあるように思えてなりません。