既に沈静化しつつある朝青龍問題ですが、この騒動については気持ち悪いほどのマスコミの一斉砲火に初めから異様さを感じていました。
沢尻エリカの騒動でも触れましたが、ここ最近のマスコミの傾向は『強い者を一斉に叩いて突き落とす』というパターンが意図的に行なわれています。
おかしいと思い始めたのが朝青龍問題でしたけど、実際はそれよりも以前から行なわれていたのかもしれません。
普通の人間の集団の意識からすれば片側だけに寄った感情や思想などありえません。
しかしこの一連の騒動では常に相手を叩きのめす側の意見や主張のみを前面に押し出したものしか出てきていません。
これは異常なことです。
それこそ北朝鮮のような国ならばそういうこともありえましょう。
しかし、ここは日本です。
日本のマスコミは北朝鮮レベルなんでしょうか?
これだけ意思統一された強者叩きは意図的なものでしょう。
誰の意図なんでしょうね。
<朝青龍問題>初診の医師、仮病疑惑を否定「サッカー可能」
10月11日3時3分配信 毎日新聞
腰やひじのけがに加えて精神疾患の「解離性障害」と診断され、母国モンゴルで療養中の大相撲の横綱・朝青龍(26)=高砂部屋=を最初に診察した四日市社会保険病院(三重県四日市市)の森下浩一郎医師(40)が10日までに、毎日新聞の取材に応じた。腰の疲労骨折などを理由に巡業を休んだ横綱が、モンゴルでサッカーをしたことが騒動の発端。朝青龍の疲労骨折を確認した森下医師は「仮病疑惑」を否定した上で、故障直後もサッカーならできる状態だったとの見方を示した。【村社拓信】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071011-00000015-mai-spo
そして私としてはこういうマスコミの策略に簡単にはまってしまう人が多いことに驚いています。
全ての人がマスコミにコントロールされてるとまでは言いませんが、かなりの数の人がマスコミの印象操作にコントロールされているのは確かです。
この朝青龍問題では、とにかくマスコミは朝青龍が不機嫌な顔をして歩いている映像を嫌になるほど垂れ流していました。
きっと誰しもが「もういいよ」と思ったことでしょう。
マスコミはそう思わせる為に同じ映像を何度も垂れ流すのです。
この朝青龍問題はある側面では外交問題を含んでいます。
モンゴルの人たちから日本人はなんて気持ち悪い連中だと思われても仕方ありません。
朝青龍が大切な巡業を休んでサッカーをしていたのは確かです。
しかし遊んでいた訳ではなく、モンゴル大統領からの要請でサッカーをしていた訳です。
ここまでアホみたいに騒ぐような問題なのか冷静になって考えてみましょう。
もっと騒がなくてはいけない大事な問題って世の中に沢山あるんですけど、そういうことでは騒がなくて、どうでもいいことで騒ぐのが日本人の特性なんでしょうか?
もしそうだとしたら世界から気持ち悪いと指差されても文句は言えませんね。
とにかく今のマスコミに『報道』なんて名乗る資格は殆どありません。
誰かの意図の下『宣伝』しているだけです。
そうやって『宣伝』が働く世界ですから、誰かが集中砲火をあびている時は誰かの意図が働いていると思った方がいいでしょう。
そしてこういうことが出来る最大の理由はマスコミの『宣伝』に乗せられやすい国民が存在することに他なりません。
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