福田首相が決まり、見事に派閥の長をズラリを並べた自民党役員人事。
そして官房長官には町村さん……と、福田さん正気でしょうか?(笑)
まぁ、正気なのでしょう。
福田さんも馬鹿ではないでしょうから、そこには必ず狙いがあるはず。
ここまで派閥色を前面に出すことは次の総選挙を考えれば頭の悪すぎる人事です。
これで票を稼げるなんて誰も思わないでしょう。
ではなんでこんな人事?と考えた時、いくつかの思惑が見えてきます。
福田氏、第91代首相に選出
9月25日17時53分配信 読売新聞
国会は25日、安倍内閣が総辞職したのに伴う首相指名選挙を行い、福田康夫・自民党総裁を第91代、58人目の首相に選出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070925-00000011-yom-pol
福田さんと言えば、父親の代から続く『
角福戦争』の延長線上にいる小沢一郎との因縁が思い浮かびます。
小沢一郎が当面の敵の場面で首相になる福田康夫。やはり因縁を感じさせずにはいられません。
確か福田さんが官房長官を年金未納問題で辞任した時に民主党の管直人と刺し違えたと記憶しています。
それくらいのことをする福田さんですからかなり頭が切れ、度胸の据わった人なのでしょう。
小沢一郎との因縁がどれくらいあるかは実際知りません。ですが、この刺し違えるくらいの覚悟を持っている福田さんは対小沢で何かしらの策を秘めている可能性はあります。
そして福田さんは正直首相になれた今、もう思い残すこともないでしょう。
小沢一郎と刺し違えるくらいのことはいとも簡単にしてしまうのではないでしょうか。
そして自民党役員人事ですが、ある意味各派閥の長を人質にとった形とも言えます。
そこら辺はこれからの手腕を見ないと判りませんが、挙党体制で乗り切らねばならない現実を見た時に他にしようが無かったということかもしれません。
でないと、マイナスイメージの方が大きく、こういった人事をする意味が見えてきません。
もしも何も考えず、昔の自民党に戻っただけと言うのならば、自民党はもう終わりでしょう。
どうぞ万年野党にでもなってください。
さすがにそこまで馬鹿ではないと思うのですが、それも少し様子を見ないとわかりませんね。
自民党が終わりへの道を突き進む場合(福田康夫が馬鹿の場合)はその先に政界再編が待っているでしょうから、それはそれでアリと考えたい。