募金詐欺と言うのは意外と昔から多くあった手口で、最近ではネットを使った募金活動も多くなりこういう詐欺が横行しても不思議ではないと思っていました。
街頭での募金でも多いのでうかつに募金すら出来ない世の中になってますね。
難病男児かたり募金 HPで誘い被害も確認
10月11日7時54分配信 産経新聞
架空につくった難病の子供の支援団体を名乗って、1億7000万円もの心臓移植手術費用を募る悪質な呼びかけがホームページで広がり、医療機関や既存の移植支援団体などが胸を痛めている。すでに口座に振り込みをした例も確認されており、関係者らは「詐欺的な行為で悪質」と警察に通報するなど対応策に追われている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071011-00000900-san-soci
恵まれない人の為に僅かなお金でも寄付する行為はいいことだと思います。
ですが、最近は様々な募金活動でいろんな問題が明らかになってきています。
街頭で募金活動している団体の中には明らかな詐欺集団がいることはテレビでも放送されてましたし、海外での移植についての募金活動でも「死ぬ死ぬ詐欺」と言われてネット上でも問題視されています。
参考→「 さくらちゃんを救う会 検証 トリオ・ジャパン TRIO Japan」
こういうことが増えてくるとうかつに募金なんてしないのが懸命なのかもしれません。
私としては警戒することに加えて、こういう海外での移植の為に募金をする行為に対しては倫理的にしっくりこないんですよね。
当事者の気持ちは分かります。何億もお金を払えば移植して貰えて助かるかもしれない。
しかし、その影でそのお金を出した人に臓器が渡ってしまい死んでしまう子供がいるかもしれない訳です。
移植される臓器には数に限りがありますから。
そうなるとお金の無い子供から死んで行くことになるんじゃないかと…。
それは不条理です。
その移植が必要な子と近しい人達ならば助けようと寄付するのもいいと思います。
ですが、それ以外の人は少し引いて考えるべきだと思います。
日本と言う国は善意につけ込んだ詐欺が非常に多いですよね。
それは善意を持った人が日本に多いと言うことで喜ばしいことではありますが、じゅうぶん気をつけないといけません。